形状が今までに経験のないモノでしたので正直カタチに出来るかどうかからのスタートでした。実際の要求は「1000㎜」の長さの要求でしたが加工精度のキープに限界があった為、半分の「500㎜」で分割形状で提案させていただきました。
汎用製品で金型を起こさずに手作りで500㎜を超える長さを「±0.03㎜」の加工精度で製作し且つ成形部に「Φ.05」の線がストレスなくスムーズにスライド出来ていることが「日刊工業新聞社賞」受賞の大きな要因です。ものづくりの加工技術の全てにおいて「細長いカタチ」の製作は困難である事も理由です。